あんな絵本こんな絵本2012

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リストをつくるにあたって

 

選択基準
  ・2011年(1.1〜12.31)に出版され、宝塚市立西図書館の蔵書になっていること
  ・作品の多様性
  ・作品の独自性、斬新さ
  ・原則として、シリーズ2冊目以降は評価の対象としないが、特に優れているものは例外とする。
      シリーズとは
      ・出版社がシリーズとしてだしているもの(ノンタンなど)
      ・同じ主人公で続いているものは、シリーズ名がついていなくてもシリーズとして扱う
                                                   (ぞうのエルマーなど)
      ・出版社の販売政策上シリーズ名があるが内容的に独立しているものはシリーズとして扱わない。
       (0.1.2絵本、九博絵本など)

対象年齢のグループ分け
  ・0〜2歳
  ・3歳以上
  ・5歳以上
  ・7歳以上
  ・10歳以上

記載順と書誌事項
  ・グループ内アイウエオ順、巻末に索引を設ける
  ・書名、作者、出版社(記載されている書誌事項は絵本の記述のとおりではありません)

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0歳〜 はじめて絵本に出会う子どもたちに

 

『あかちゃんたいそう』

鈴木 まもる/作 小峰書店

あかちゃんたいそう

〈あかちゃんたいそう〉はじめましょう。さあ、イチニ、イチニ。赤ちゃん体操?保健師さんが教えてくれるあれですか?少し違います。表紙を見てくださいね。ページをめくっていくと…。あかちゃんとみんなの楽しそうなこと。ご一緒にどうぞ。最後にお母さんにぎゅーっと抱きしめられておしまい。体を動かして、赤ちゃんと楽しく遊びましょう!


 

『ぐるぐるちゃん』

長江 青/文・絵 福音館書店

ぐるぐるちゃん

ぐるぐるちゃんは、しっぽがぐるぐるしている子リスです。おかあさんと一緒にどんぐりを集めに行きます。そしてぐるぐるしっぽにぎゅっぎゅっと差しこんで運びます。温かな味わいのある絵と、ほのぼのとしたおはなしで、何度でも読みたくなります。


 

『こちょこちょ』

福知 伸夫/さく 福音館書店

こちょこちょ

ねこさん、かえるさん、にわとりさん…。みんなこちょこちょされて大笑い!見開きいっぱいの迫力のある版画の絵が、こちょこちょのリズム感をよく表しています。〈こちょこちょ〉は、いつでもみんなを笑顔にする不思議な遊びですね。親子のふれあい遊びにぴったりの絵本です。


 

『ねてるのだあれ』

神沢 利子/さく 山内 ふじ江/え 福音館書店

ねてるのだあれ

ねてるのだあれ?といっても、ねているのはいつも人間の赤ちゃんばかりではありません。ほおずきの袋やらっかせいの殻から、赤ちゃんが顔をのぞかせています。赤ちゃんの絵をじっくり見てください。本当に眠っているように見えます。ていねいに描かれた絵と、「ねてるのだあれ」の繰り返しのリズムが楽しい絵本です。


 

『のりものつみき』

よねづ ゆうすけ/作 講談社

のりものつみき

カラフルなつみきが、車やバス、ロケットなどのいろいろな乗り物に変身!次は何ができるかなと、親子であてっこしながら楽しめるしかけ絵本です。つみきを出してきて、実際に同じものを作ってみたくなりますよ!



 

『バスがいっぱい!』

そく・ちょるうぉん/作 アリス館

バスがいっぱい!

あかいバスにみずたまバス、くねくねバスにでこぼこバス…。タイトルのとおり、どのページにもバスがいっぱいです。いろいろな色や大きさ、形のバスが出てきますが、みんなは、どのバスに乗ってみたいですか?他にもたくさん面白いバスを考えてみてくださいね!



 

『もじゃらんこ』

きしだ えりこ/ぶん ふるや かずほ/え 福音館書店

もじゃらんこ

〈もじゃらんこ〉って何でしょう?毛虫のような、味のあるキャラクターが、「もじゃもじゃ じゃらじゃら」とお散歩しています。葉っぱの後ろにかくれたもじゃらんこが、ぴょこっと顔を出すと、子どもは大喜び!言葉のリズムと愛らしいキャラクターの組み合わせが、とても楽しい絵本です。



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3歳〜 絵本が楽しくなってきました

 

『おままごと』

すなやま えみこ/さく こぐま社

おままごと

今日はぬいぐるみのぶうちゃんのお誕生日。女の子は、庭にある花や葉っぱでごちそうを作ります。もちろんケーキも作りましたよ!小さい子向けの絵本ではありますが、大人が読むと、昔遊んだおままごとのことを思い出して、なつかしい気持ちになります。


 

『おやすみなさいをするまえに』

ジリアン・シールズ/文 アンナ・カリー/絵 松井 るり子/訳 ほるぷ出版

おやすみなさいをするまえに

夕日が沈んでから子うさぎたちがおやすみなさいをするまでの、うさぎの親子のゆったりとした時間を描いた絵本です。ごはんを食べたり、おもちゃを片づけたり、お風呂に入ったり…という、あたり前の日常が、とても幸せに感じられて、あたたかい気持ちになります。


 

『くまのオットーとえほんのおうち』

ケイティ・クレミンソン/作 横山 和江/訳 岩崎書店

くまのオットーとえほんのおうち

くまのオットーのおうちは絵本の中です。でも時々絵本の中から抜け出して、あちこち探検するのが大好きです。ところがある日、オットーを残してみんないなくなってしまいました。オットーは寂しくなって、広い世の中に出て行くことにしました。オットーはうまく自分の新しい居場所を見つけることができたのでしょうか?最後のページを見てくださいね!


 

『たどってごらん』

accototo(ふくだとしお+あきこ)/作・絵 イースト・プレス 

たどってごらん

さあ出発!指で線路をたどりながら、どんどんページをめくっていこう!回転したり、トンネルに入ったり、途中で線路が分かれたり…。たくさんの仲間たちとも出会えます。終点の駅に着いたと思ったら、まだまだ続くこの線路。どこまで続いていくのかな?それは読んでからのお楽しみ。


 

『タラリタラレラ』

エマヌエラ・ブッソラーティ/作 谷川 俊太郎/訳 集英社

タラリタラレラ

「これはピリプっこのためのピリプ語の絵本です」と表紙の右すみに小さく書いてあります。ピリプ語って聞いたことのある人はいますか?いませんよねえ。とにかく、ページを開いて、みんなで声をそろえて読んでみましょう!何だか分からないけれど、体の奥からうきうきしてくることうけあいです。


 

『まめうしくんと1・2・3』

あきやま ただし/作・絵 PHP研究所

まめうしくんと1・2・3

さあ、まめうしくんと一緒に数を数えましょう!ただ普通に数えるのではありません。すごーく早く、怒りながら、あくびをしながら…。スピードや声、表情を変えるだけで、とても楽しくなります。ぜひ声に出して、遊んでみてくださいね。




 

『みずちゃぽん』

新井 洋行/さく 童心社

みずちゃぽん

この絵本は、すべてのページが水色と黒で構成されています。水のさまざまな姿を図案化し、言葉は擬音語を中心にして、絵と巧みに組み合わされています。水滴をはじめとした水の表情が、絵本全体に滑らかな動きを作り出しています。声に出して読んでもらうのが楽しい絵本です。


 

『みんなでせんたく』

フレデリック・ステール/さく たなか みえ /やく 福音館書店

みんなでせんたく

エレナが川辺でお人形と遊んでいると、ねずみ、かえる、ビーバー、あらいぐまの親子が次々に現れて、お洗濯が始まりました。エレナも自分の洋服を洗ってみることにしました。お洗濯の後の楽しみは?表紙を見れば分かりますね!やわらかい色使いの絵が魅力的な絵本です。


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5歳〜 読む絵本の幅が広がり始めます

 

『あるひこねこね』

高畠 那生/作 長崎出版

あるひこねこね

表紙とタイトルを見ただけでは、お話の内容は全く想像もつきませんが、何となくワクワクしてきます。ある星に宇宙人がぞろぞろやってきて、みんなで何かを作り始めました。こねこねしていたら〈ねこ〉ができ、ぬいぬいしていたら〈いぬ〉ができて…。一見ことば遊び絵本のようですが、スケールが大きく、それだけにとどまりません。言葉のリズムにのって、気楽にお楽しみください。


 

『おおきなかぼちゃ』

エリカ・シルバーマン/作 S.D.シンドラー/絵 おびか ゆうこ/訳 主婦の友社

おおきなかぼちゃ

魔女がかぼちゃの種をまきました。ハロウィンのかぼちゃのパイを作るのです。どんどん大きくなったかぼちゃをいざ収穫しようとして、さてさて何が起きたでしょう?魔女に幽霊、吸血鬼にミイラ、それにコウモリたちが、抜けないかぼちゃをひっぱって…。どこかで聞いたお話に似ているようですが。子どもたちはすぐ分かりますよ。


 

『おかあさんとわるいキツネ』

イチンノロブ・ガンバートル/ぶん バーサンスレン・ボロルマー/え つだ のりこ/やく 福音館書店

おかあさんとわるいキツネ

モンゴルの北の森には、赤ちゃんをねらう、ずるがしこい悪いキツネがいます。おかあさんは工夫をこらし、いろんな方法で赤ちゃんを守ろうとします。さて、お母さんはうまくキツネをだまして、赤ちゃんを守ることができるのでしょうか?トナカイに乗ってキツネを追いかける勇敢なお母さんの姿が印象的な、モンゴルのお話です。


 

『かみちゃん』

たにうち つねお/さく 大日本図書

かみちゃん

いろいろな〈かみちゃん〉が出てきます。ひょうきん、おとぼけ、個性的、かわいいのから怖いのまで。その表情の豊かさには驚かされます。読んだらやっぱり自分でも何か作って遊びたくなる絵本です。所々にイラストも出てきて、不思議な世界をつくっています。



 

『くまくんと6ぴきのしろいねずみ』

クリス・ウォーメル/作・絵 吉上 恭太/訳 徳間書店

くまくんと6ぴきのしろいねずみ

ある日の夕方散歩に出かけたくまくんは、薄暗い森の中で6ぴきの白いねずみに出会いました。恐ろしいけものたちからねずみたちを守るために、くまくんが考えたアイデアとは…?ほんわかしたくまくんとは対照的に、迫力満点のけものたちの絵が、読み手をひきつけます。


 

『コンテナくん』

たにがわ なつき/作 福音館書店 

コンテナくん

コンテナとは、荷物を運ぶための大きな入れ物のことです。コンテナの発明によって輸送の技術が進歩して、私たちの生活に大きな貢献をしているということが、分かりやすく説明された知識絵本です。乗り物や機械の好きな子はもちろんのこと、誰でも何か面白いものが見つかりますよ。


 

『じめんのしたの小さなむし』

たしろ ちさと/作 福音館書店

じめんのしたの小さなむし

落ち葉が積もった地面の下で眠っていた卵から、虫の赤ちゃんが生まれました。シロテンハナムグリの赤ちゃんです。おいしい土をたくさん食べて、幼虫から成虫へ成長していく様子が、生き生きと描かれています。地面の下の世界を、ゆっくりとのぞいてみてください。最後に羽を広げて飛び立つ、シロテンハナムグリの姿は、とても堂々としていて立派です!


 

『せきとりしりとり』

サトシン/作 高畠 那生/絵 文溪堂

せきとりしりとり

しりとり遊びの絵本です。といっても、りんご→ごりらのような、言葉のしりとりとは少し様子が違います。「せきとり、けいこに せいをだす」→「すごい なげわざ、バッチリ きまる」のような文章のしりとりです。そして、何といっても絵の迫力、ことに表紙の関取のお尻の見事さ!は圧巻で、子どもたちをひきつけます。


 

『どんぶらどんぶら七福神』

みき つきみ/文 柳原 良平/画 こぐま社

どんぶらどんぶら七福神

たくさんの絵本の中で、日本のお正月や行事の絵本は案外少ないものです。地域性や宗教性が、日本全国を対象とする絵本になじみにくいのでしょうか?この絵本はそのあたりをあっさりと軽くのりこえて、言葉遊びや数え唄仕立てで楽しませてくれます。日本の神様を知る、出会いの一冊になるかもしれません。


 

『のりものにのって』

マレーク・ベロニカ/文 グルグ・ユーリア/絵 マンディ・ハシモト・レナ/訳 風涛社

のりものにのって

アンディとパンディは、お向かいに住んでいる仲良しの友達です。二人とも乗り物が大好き。空、海、陸、地下へと、いろいろな乗り物のおもちゃを使った、ごっこ遊びが大のお気に入り。たくさんの乗り物の絵が、ページいっぱいに描かれています。二人と一緒に存分に楽しんでくださいね。


 

『パパ・カレー』

武田 美穂/作 ほるぷ出版

パパ・カレー

表紙のカレーの絵を見てください!肉と野菜がゴロゴロしていて、とてもおいしそうです。パパのカレーができるまでを描いた絵本ですが、材料の切り方や炒め方も豪快で、見ていてワクワクします!さて、パパ・カレーのかくし味は一体…?




 

『ぼくはモンスターのとこやさん』

マシュー・マケリゴット/作・絵 野口 絵美/訳 徳間書店

ぼくはモンスターのとこやさん

ぼくの父さんはとこやさん。父さんは知らないけれど、実はぼくもとこやさんなんだ。満月の夜になると、父さんのお店にこっそり入って準備を始める。でろでろトニックにくさくさワックス、お客は何とモンスター!ちょっぴり怖いけど、ぼくとモンスターの秘密の時間をのぞいてみてね。


 

『ポレポレやまのぼり』

たしろ ちさと/ぶん・え 大日本図書

ポレポレやまのぼり

今日はみんなで山登り。はりねずみくん、ぞうくん、やぎくんは、くにで一番高い〈たかいたかいやま〉に登ります。頂上を目指し3人で協力して、ポレポレ(ゆっくり)山登りです。頑張って頂上についた時の、3人のうれしそうなこと!山登りの魅力がたくさん詰まった絵本です。



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7歳〜 すこし長いお話も楽しめます

 

『あさがお』

荒井 真紀/文・絵 金の星社

あさがお

始まりは、ひとつぶのあさがおの種です。そこから根が出て、芽が出て、花が咲きます。その様子が、正確で美しい絵と短い文章で描かれています。ひとかぶのあさがおから、多い時には200個以上の種がとれるそうですよ。よく知っている花のようですが、実は知らないことがたくさんあるのだということに、気付かされます


 

『うきわねこ』

蜂飼 耳/ぶん 牧野 千穂/え ブロンズ新社

うきわねこ

こねこのえびおの誕生日に、おじいちゃんがうきわを送ってくれました。お母さんは「このまちにはプールも海もないのに?」と不思議そうです。でも、プレゼントに付いていたおじいちゃんの手紙を読んだえびおは、うきわを大事にしまっておいて、満月の夜を待ちました。さて、満月の夜に、えびおとうきわに起こったことは…。幻想的なお話が、パステル画のにじみをうまく生かした絵と調和して、きれいな絵本になりました。


 

『おれたちはパンダじゃない』

サトシン/さく すがわら けいこ/え アリス館

おれたちはパンダじゃない

クマは、自分は強くてかっこいいのに人気がないのは、パンダが人気をひとりじめしているせいだと思っていました。ある日、「パンダのまねをしたら人気者になれるのでは?」と思いつきます。そこで、パンダのまねをしてみましたが、考えていたほどうまくいかなかったようです。トボけた絵が何とも良い味を出しています。


 

『ケイティとひまわりのたね』

ジェイムズ・メイヒュー/作 西村 秀一/訳 結城 昌子/監修 サイエンティスト社

ケイティとひまわりのたね

「ケイティのふしぎ美術館」シリーズの1冊目です。おばあちゃんと一緒に美術館に出かけたケイティが、展示してある名画の中に入り込んで、いろいろな冒険をします。ここでは、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌの五つの名画を関連させて、お話が進んでいきます。こんな形で名画に出会えるのも楽しいですね!名画や作者についての解説は、巻末に少しありますが、知識絵本ではありません。


 

『このよでいちばんはやいのは』

ロバート・フローマン/原作 天野 祐吉/翻案 あべ 弘士/絵 福音館書店

このよでいちばんはやいのは

みなさんは、この世で一番速いものは何だと思いますか?この絵本には、カメとウサギの速さ比べから始まり、速いものが次々と出てきます。さて、一番速いものは一体何でしょう?みなさんが考えたものと同じだったでしょうか?比べることの面白さや、たくさんの驚きに出会える絵本です。


 

『これ、もっていき』

村上 しいこ/文 伊藤 秀男/絵 講談社

これ、もっていき

おつかいの帰り道にひろくんは「これ、もっていき」と声をかけられて、きゅうりやトマトを渡されます。ついでに地蔵さんや黒雲にまで声をかけられたひろくん。雨に降られて家に駆け出す後ろから「これ、もっていき」と言いながら、誰かが追いかけてきます。さて、追いかけてきたのは?


 

『これは本』

レイン・スミス/作 青山 南/訳 BL出版

これは本

今の子どもたちは、生まれた時からパソコンや電子機器に囲まれています。本よりパソコンの方が身近な子もいます。そんな子どもたちと〈本〉についてのお話です。この絵本の絵と言葉は、ぎりぎりまで絞り込まれて無駄がありません。それでもパソコンと紙の本の違いは、はっきり分かります。大きい子向きの絵本ではありますが、案外小さい子でも楽しめます。


 

『新幹線のたび』

コマヤスカン/作 講談社

新幹線のたび

はるかとお父さんが、新青森駅から新幹線を乗り継いで、鹿児島のおばあちゃんのところに遊びに行きます。斜め上からの視点で描かれた立体的な日本地図が、とても目新しくて、思わず見入ってしまいます。その土地の名所などもしっかりと描かれていて、見どころがいっぱいです。探し絵の要素も含まれているので、手元でゆっくりと楽しみたい絵本です。


 

『トラのじゅうたんになりたかったトラ』

ジェラルド・ローズ/文・絵 ふしみ みさを/訳 岩波書店

トラのじゅうたんになりたかったトラ

年をとって獲物がめったにとれなくなり、いつもお腹をすかせていたトラは、宮殿の広間でおいしそうにご飯を食べている王様と家族が、うらやましくてたまりません。何とかして宮殿の中に入りたいトラが、考えついた方法とは…?独特な色彩で描かれたコミカルな絵と、とても愉快な話の展開を、十分に楽しんでください!


 

『ニコとねずみのすてきなせかい』

マンフレート・マイ/作 ヨッヘン・シュトゥーアマン/絵 斉藤 洋/訳 フレーベル館

ニコとねずみのすてきなせかい

主人公たちがまるで木彫りに見える絵ですが、不思議に生き生きとしています。ネコに食べられそうになったネズミが、「食べないでくれたらすてきな世界を見せてあげます」と言って、ネコの知らない世界を見せてあげる…というストーリーです。いろんな世界を案内されたネコが、最後にネズミに見せた世界とは…?


 

『ハックションあれっ??』

デブ・ラッキ/作 青山 南/訳 BL出版

ハックションあれっ??

あるところに、ものすごいクシャミをした男の子がいました。どのぐらいすごいクシャミかというと、自分の名前を忘れてしまうぐらいです。鼻のムズムズはなかなか止まらず、クシャミをするたびに、頭の中にあったものが、どんどん男の子の鼻から飛び出してきました!さて、頭の中がからっぽになってしまったこの男の子、一体どうなるの!?


 

『はらぺこさん』

やぎゅう げんいちろう/さく 福音館書店

はらぺこさん

人はどんな時にはらぺこになるのでしょうか?実は〈はらぺこしんごう〉が脳から出ると人はお腹がすいたと思うのです。オヤツを食べ過ぎるとお腹がいっぱいになり、脳は〈はらぺこしんごう〉を出さないので、晩ご飯が食べられなくなります。ご飯とオヤツの上手な取り方も、この絵本で分かります。親子でオヤツについて話し合いをする、いい機会になるかもしれません。知識絵本です。


 

『フィートははしる』

ビビ・デュモン・タック/文 ノエル・スミット/絵 野坂 悦子/訳 光村教育図書

フィートははしる

走るのが大好きなフィートは、朝から晩まで、夜中まで走ります。ところがある日、フィートは前へ進めませんでした。風が、ものすごい大風が、フィートの邪魔をして、走っても走ってもフィートは前へ進めません。さて、フィートはどうしたでしょう?ラストのページの迫力をお楽しみください。


 

『ぺろぺろキャンディー』

ルクサナ・カーン/文 ソフィー・ブラッコール/絵 もりうち すみこ/訳 さ・え・ら書房

ぺろぺろキャンディー

友達のお誕生会に呼ばれて大喜びのルビーナ。でもお母さんが、妹のサナも一緒に連れて行くようにと言います。サナをお誕生会に連れていったルビーナは、サナのわがままで恥ずかしい思いをするは、おみやげのぺろぺろキャンディーをたべられてしまうは、散々な目に。さて、ルビーナとサナは仲直りすることができるのでしょうか?


 

『野球場の一日』

いわた 慎二郎/作・絵 講談社

野球場の一日

野球を観に行くことがありますか?この絵本では、普段入れない野球場の裏側を見ることができます。短い言葉と臨場感のある絵でひきこまれます。細かい遊びもたくさんあるので、隅々までよく見てくださいね。どのチームのファンでも一緒に楽しめる絵本です。


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10歳〜 大きな子でも楽しめる絵本です

 


『あたまをなくしたおとこ』

クレール・H・ビショップ/ぶん ロバート・マックロスキー/え もりうち すみこ/やく 瑞雲舎

あたまをなくしたおとこ

「あるあさ、おとこがおきたら、あたまがなかった」。さあ大変!〈おとこ〉は、あたまをどうしたのでしょうか?無事に戻ってくるのでしょうか?たいそう不条理なお話が、謎を道連れに最後のページまで読み手をひっぱっていきます。この絵本は『シナの五人きょうだい』のビショップが文を書き、『かもさんおとおり』のマックロスキーが絵を描いて、半世紀以上前にアメリカで出版されたものです。


 

『オランウータンに会いに行く』

横塚 眞己人/作 偕成社

オランウータンに会いに行く

野生のオランウータンは、東南アジアにだけ暮らしています。高さが30〜70メートルのところにある"林冠"という樹上にいるので、簡単には会えないようです。大変な思いをして登っても、出会うと逃げられたりして、なかなか写真も撮れません。でも、写真を撮らせてくれるオランウータンにも出会えました。オランウータンたちの表情豊かな顔を見ているだけでも楽しい絵本です。


 

『さんすうサウルス』

ミッシェル マーケル/ぶん ダグ クシュマン/え はいじま かり/やく 福音館書店

さんすうサウルス

ある晩、数えるのが得意なティラノサウルスの赤ちゃんが生まれました。母ちゃんはその子をさんすうサウルスと名付けました。数える、数えるさんすうサウルス!ちゃんと式まで考えて、足し算、引き算は言うに及ばず、掛け算や、高等数学の概念まで。おまけに、算数は生活の役に立つ!楽しみながら、数に親しんでいくさんすうサウルスのやり方が、単なる数の知識絵本以上のものを教えてくれます。


 

『じゃがいも畑』

カレン・ヘス/文 ウェンディ・ワトソン/絵 石井 睦美/訳 光村教育図書

じゃがいも畑

一生懸命働くお母さんの手助けをするために、ケニーさんのじゃがいも畑に忍び込んだ3人の子どもたち。でも、暗がりの中で収穫して持ち帰った物は、じゃがいもではなく…。貧しい家庭が舞台にも関わらず、子どもたちの前向きな姿や、大人たちの愛情ある対応が、読み手の心を温かくしてくれる絵本です。


 

『シルム 韓国のすもう』

キム・ジャンソン/作 イ・スンヒョン/絵 ホン・カズミ/訳 岩崎書店

シルム 韓国のすもう

ちょっと昔の韓国のすもう大会〈シルム〉を描いた絵本です。声に出して読んでみましょう。テンポよく進む言葉と、デフォルメされた迫力のある絵が、お話を次々と展開させていきます。決勝に残ったのは、山のように大きいチャンサと、なつめのように小さいチャンサ。さあ、この勝負どちらが勝つか!?


 

『世界は気になることばかり』

五味 太郎/作 偕成社

世界は気になることばかり

おはなし絵本ですが、さがしもの絵本でもあります。見開き1ページを1つの単位として使っています。〈ぼく〉が狂言回しとして、全部のページに出ていますから、どこにいるのかを探すのも楽しみのひとつです。他に探せる物はいくつありますか?大きい子にも小さい子にも、年齢に応じた読み方ができる絵本です。


 

『セコイア 世界で一番高い木のはなし』

ジェイソン チン/作 萩原 信介/訳 福音館書店

セコイア 世界で一番高い木のはなし

成長すると60m以上になるセコイアは、絶滅に瀕している希少種で、アメリカのごく限られた所でしか生息していません。セコイアにじかに触れることは、なかなか難しいことですが、この絵本で描かれている、〈地球上で一番背が高い生きもの〉についての珍しい知識には驚かされます。生態系に関する入門書としても優れています。



 

『ハスの花の精リアン』

チェン・ジャンホン/作・絵 平岡 敦/訳 徳間書店

ハスの花の精リアン

迫力のある墨絵で読者を魅了してきたチェン・ジャンホンの、最新絵本です。大胆な構成とくっきりした形で、絵本全体にしっかりした骨格が感じられます。今回は色のきれいさが目に残ります。昔話を基にした中国の創作絵本です。




 

『ハナンのヒツジが生まれたよ』

井上 夕香/文 小林 豊/絵 小学館

ハナンのヒツジが生まれたよ

ハナンはヨルダンに住む、ヒツジ飼いの女の子です。イスラムの決まりを守り、家族と一緒に砂漠のテントで暮らしています。春先におこる〈ハムシーン〉という砂嵐、断食月の〈ラマダーン〉、アラビアに伝わる〈ジン〉という魔物など、私たちの知らない世界を、絵本の中で見ることができます。


 

『山猫たんけん隊』

松岡 達英/作 偕成社

山猫たんけん隊

東京西山小学校科学部の5人の小学生が、夏休みに山猫に会いに出かけました。無人島で子ども5人だけ(?)のキャンプ生活。野外生活のあれこれが詳しく描かれて、ちょっとしたアウトドア入門書でもあります。もちろん、魅力的な自然と背中合わせの危険の存在も描かれています。さて、5人は山猫に会えたのでしょうか?マンガのコマ割りになじみのある今の子どもたちには読みやすい絵本です。


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あとがき

 今年も無事「2012 あんな絵本こんな絵本・2011年に出版された絵本より」を発行することができ、嬉しく思っています。今回は前年度より12冊多い、53冊の絵本を紹介することができました。2011年の絵本の特徴としては、’齢の幅が限定されているものが多かった ▲董璽淦のあるもの(戦争・差別・障害など)が増えてきたものの完成度が低く、絵本として紹介したいものが少なかった 3┐呂箸砲くすばらしいが、文章とのバランスがよくないものが多かった、ということが挙げられると思います。今回は、,陵由から、対象年齢のグループ分けに「5歳以上」というのを追加しました。5歳にもなると、楽しめる絵本の幅もかなり広がってきますので、是非絵本選びの参考にしていただきたいと思います。  毎年たくさん出版される絵本の中から、おすすめできる絵本を選び出すのは、なかなか大変な作業ですが、やはり、新しい絵本との出会いは楽しいものです。このリストの中から、お気に入りの絵本を1冊でも見つけていただけると、これほど嬉しいことはありません。

『2012年 あんな絵本 こんな絵本』    2012年9月14日発行   
執筆/編集 宝塚市立西図書館 「あんな絵本こんな絵本」選定委員会

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対象年齢別 作品一覧

0歳〜 はじめて絵本に出会う子どもたちに
 1.『あかちゃんたいそう』 鈴木 まもる/作 小峰書店
 2.『ぐるぐるちゃん』 長江 青/文・絵 福音館書店
 3.『こちょこちょ』 福知 伸夫/さく 福音館書店
 4.『ねてるのだあれ』 神沢 利子/さく 山内 ふじ江/え 福音館書店
 5.『のりものつみき』 よねづ ゆうすけ/作 講談社
 6.『バスがいっぱい!』 そく・ちょるうぉん/作 アリス館
 7.『もじゃらんこ』 きしだ えりこ/ぶん ふるや かずほ/え 福音館書店

3歳〜 絵本が楽しくなってきました
 1.『おままごと』 すなやま えみこ/さく こぐま社
 2.『おやすみなさいをするまえに』 ジリアン・シールズ/文 アンナ・カリー/絵
                                           松井 るり子/訳 ほるぷ出版
 3.『くまのオットーとえほんのおうち』 ケイティ・クレミンソン/作 横山 和江/訳 岩崎書店
 4.『たどってごらん』 accototo(ふくだとしお+あきこ)/作・絵 イースト・プレス
 5.『タラリタラレラ』 エマヌエラ・ブッソラーティ/作 谷川 俊太郎/訳 集英社
 6.『まめうしくんと1・2・3』 あきやま ただし/作・絵 PHP研究所
 7.『みずちゃぽん』 新井 洋行/さく 童心社
 8.『みんなでせんたく』 フレデリック・ステール/さく たなか みえ /やく 福音館書店

5歳〜 読む絵本の幅が広がり始めます
 1.『あるひこねこね』 高畠 那生/作 長崎出版
 2.『おおきなかぼちゃ』 エリカ・シルバーマン/作 S.D.シンドラー/絵 おびか ゆうこ/訳 主婦の友社
 3.『おかあさんとわるいキツネ』 イチンノロブ・ガンバートル/ぶん バーサンスレン・ボロルマー/え
                                                 つだ のりこ/やく 福音館書店
 4.『かみちゃん』 たにうち つねお/さく 大日本図書
 5.『くまくんと6ぴきのしろいねずみ』 クリス・ウォーメル/作・絵 吉上 恭太/訳 徳間書店
 6.『コンテナくん』 たにがわ なつき/作 福音館書店
 7.『じめんのしたの小さなむし』 たしろ ちさと/作 福音館書店
 8.『せきとりしりとり』 サトシン/作 高畠 那生/絵 文溪堂
 9.『どんぶらどんぶら七福神』 みき つきみ/文 柳原 良平/画 こぐま社
 10.『のりものにのって』 マレーク・ベロニカ/文 グルグ・ユーリア/絵 マンディ・ハシモト・レナ/訳 風涛社
 11.『パパ・カレー』 武田 美穂/作 ほるぷ出版
 12.『ぼくはモンスターのとこやさん』 マシュー・マケリゴット/作・絵 野口 絵美/訳 徳間書店
 13.『ポレポレやまのぼり』 たしろ ちさと/ぶん・え 大日本図書

7歳〜 すこし長いお話も楽しめます
 1.『あさがお』 荒井 真紀/文・絵 金の星社
 2.『うきわねこ』 蜂飼 耳/ぶん 牧野 千穂/え ブロンズ新社
 3.『おれたちはパンダじゃない』 サトシン/さく すがわら けいこ/え アリス館
 4.『ケイティとひまわりのたね』 ジェイムズ・メイヒュー/作 西村 秀一/訳
                                            結城 昌子/監修 サイエンティスト社
 5.『このよでいちばんはやいのは』ロバート・フローマン/原作 天野 祐吉/翻案
                                            あべ 弘士/絵 福音館書店
 6.『これ、もっていき』 村上 しいこ/文 伊藤 秀男/絵 講談社
 7.『これは本』 レイン・スミス/作 青山 南/訳 BL出版
 8.『新幹線のたび』 コマヤスカン/作 講談社
 9.『トラのじゅうたんになりたかったトラ』 ジェラルド・ローズ/文・絵 ふしみ みさを/訳 岩波書店
 10.『ニコとねずみのすてきなせかい』 マンフレート・マイ/作 ヨッヘン・シュトゥーアマン/絵
                                            斉藤 洋/訳 フレーベル館
 11.『ハックションあれっ??』 デブ・ラッキ/作 青山 南/訳 BL出版
 12.『はらぺこさん』 やぎゅう げんいちろう/さく 福音館書店
 13.『フィートははしる』 ビビ・デュモン・タック/文 ノエル・スミット/絵 野坂 悦子/訳 光村教育図書
 14.『ぺろぺろキャンディー』 ルクサナ・カーン/文 ソフィー・ブラッコール/絵
                                        もりうち すみこ/訳さ・え・ら書房
 15.『野球場の一日』 いわた 慎二郎/作・絵 講談社

10歳〜 大きな子でも楽しめる絵本です
 1.『あたまをなくしたおとこ』 クレール・H・ビショップ/ぶん ロバート・マックロスキー/え
                                             もりうち すみこ/やく 瑞雲舎
 2.『オランウータンに会いに行く』 横塚 眞己人/作 偕成社
 3.『さんすうサウルス』 ミッシェル マーケル/ぶん ダグ クシュマン/え はいじま かり/やく 福音館書店
 4.『じゃがいも畑』 カレン・ヘス/文 ウェンディ・ワトソン/絵 石井 睦美/訳 光村教育図書
 5.『シルム 韓国のすもう』 キム・ジャンソン/作 イ・スンヒョン/絵 ホン・カズミ/訳 岩崎書店
 6.『世界は気になることばかり』 五味 太郎/作 偕成社
 7.『セコイア 世界で一番高い木のはなし』 ジェイソン チン/作 萩原 信介/訳 福音館書店
 8.『ハスの花の精リアン』 チェン・ジャンホン/作・絵 平岡 敦/訳 徳間書店
 9.『ハナンのヒツジが生まれたよ』 井上 夕香/文 小林 豊/絵 小学館
 10.『山猫たんけん隊』 松岡 達英/作 偕成社

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題名索引

 −あ−
   『あかちゃんたいそう』(0歳〜)
   『あさがお』(7歳〜)
   『あたまをなくしたおとこ』(10歳〜)
   『あるひこねこね』(5歳〜)
   『うきわねこ』(7歳〜)
   『おおきなかぼちゃ』(5歳〜)
   『おかあさんとわるいキツネ』(5歳〜)
   『おままごと』(3歳〜)
   『おやすみなさいをするまえに』(3歳〜)
   『オランウータンに会いに行く』(10歳〜)
   『おれたちはパンダじゃない』(7歳〜)
 −か−
   『かみちゃん』(5歳〜)
   『くまくんと6ぴきのしろいねずみ』(5歳〜)
   『くまのオットーとえほんのおうち』(3歳〜)
   『ぐるぐるちゃん』(0歳〜)
   『ケイティとひまわりのたね』(7歳〜)
   『こちょこちょ』(0歳〜)
   『このよでいちばんはやいのは』(7歳〜)
   『これは本』(7歳〜)
   『これ、もっていき』(7歳〜)
   『コンテナくん』(5歳〜)
 −さ−
   『さんすうサウルス』(10歳〜)
   『じめんのしたの小さなむし』(5歳〜)
   『じゃがいも畑』(10歳〜)
   『シルム 韓国のすもう』(10歳〜)
   『新幹線のたび』(7歳〜)
   『世界は気になることばかり』(10歳〜)
   『せきとりしりとり』(5歳〜)
   『セコイア 世界で一番高い木のはなし』(10歳〜)
 −た−
   『たどってごらん』(3歳〜)
   『タラリタラレラ』(3歳〜)
   『トラのじゅうたんになりたかったトラ』(7歳〜)
   『どんぶらどんぶら七福神』(5歳〜)
 −な−
   『ニコとねずみのすてきなせかい』(7歳〜)
   『ねてるのだあれ』(0歳〜)
   『のりものつみき』(0歳〜)
   『のりものにのって』(5歳〜)
 −は−
   『バスがいっぱい!』(0歳〜)
   『ハスの花の精リアン』(10歳〜)
   『ハックションあれっ??』(7歳〜)
   『ハナンのヒツジが生まれたよ』(10歳〜)
   『パパ・カレー』(5歳〜)
   『はらぺこさん』(7歳〜)
   『フィートははしる』(7歳〜)
   『ぺろぺろキャンディー』(7歳〜)
   『ぼくはモンスターのとこやさん』(5歳〜)
   『ポレポレやまのぼり』(5歳〜)
 −ま−
   『まめうしくんと1・2・3』(3歳〜)
   『みずちゃぽん』(3歳〜)
   『みんなでせんたく』(3歳〜)
   『もじゃらんこ』(0歳〜)
 −や・わ−
   『野球場の一日』(7歳〜)
   『山猫たんけん隊』(10歳〜)

 

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